火星探査機「Mars 2020 Perseverance(マーズ2020 パーサヴィアランス)」
credit:NASA / JPL-Caltech
日本時間の2020年7月30日に、火星に生命が存在した痕跡を探すため、
NASAの火星探査車『Perseverance(パーサヴィアランス)』が、アメリカフロリダ州から打ち上げられました。
来年の2021年2月18日に火星のジュゼロクレーターに到着予定です。
ジュゼロクレーターとは
credit:NASA / JPL-Caltech / MSSS / JHU-APL / ESA
かつて湖だった場所と考えられており、火星の微生物がいた痕跡があるのではないかと期待されています。
果たして火星の微生物は、見つかるのでしょうか…!?
もし存在すれば初の地球外生命体の発見となります。
そもそも火星とは…?
credit:NASA / JPL / Malin Space Science Systems
我々の地球によく似ていて生命がいるのではないかと最も期待されている惑星です。
地球と同じように四季があり、1日の長さも約24時間とほぼ同じです。
地球と違う点は、大きさが地球の半分であり、重力が1/3しかない所、
太陽の周りを1周するのに約687日かかるので地球の約2倍です。
地球の衛星は月ですが
火星の衛星は2つありフォボスとダイモスと名付けられています。
この2つの衛星については前記事にて紹介させて頂いているのでぜひご覧ください。
↓
JAXA「火星衛星探査計画MMX」 の重要ミッション成功のカギは?
マーズ2020ミッション詳細
10年以上かけて地球にその生物が存在した物質を持ち帰る
サンプルリターン を目的に先陣を切る存在が
今回打ち上げに成功した『Perseverance(パーサヴィアランス)』です。
このパーサヴィアランスは採取したサンプルを容器に詰めて
地表に放置し、次のエリアへと・・・
credit:NASA / JPL-Caltech
そして2026年にまた新たな探査車(ローバー)によって回収されていく予定です。
数々の機体をえて2030年頃
このパーサヴィアランスが採取した 生命の痕跡 のサンプルが
地球に届けられる・・・というミッションが始動しています。
いつか本当に火星に移り住むテラフォーミング計画や
火星人、宇宙人との交流など夢のような現実が訪れるかも知れませんね