3大流星群の1つ、ペルセウス座流星群とは?
3大流星群・・・しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群、そして今回のペルセウス座流星群です。
年間でも常に1,2を争う流星数を誇っていて、
極大期(流星群が最も活発に活動する期間)には1時間に30個~60個の流星群が観測出来ます。
毎年安定して観測出来る流星群でよく夏休みの自由研究課題にもあげられますね。
放射点がペルセウス座の中にあり、母彗星はスイフト・タットル彗星です。
credit:国立天文台
スイフト・タットル彗星とは?
1862年7月に米国の天文学者ルイス=スイフトとホレース=タットルが互いに独立して発見した彗星で
約133年に一度、地球の近くにやってきます。
地球衝突の可能性があった彗星で
あの有名な映画「君の名は」のモデルにもなったのではないかと考察もされています。
2020年観測予想
活動のピークは8/12日(水)の22時頃。
観測には12日(水)深夜〜13日(木)夜明け前の時間帯がおすすめだそうです。
SNSには続々と綺麗な画像等が上がってきていますね!
皆さんは観測出来たでしょうか…?
ペルセウス座流星群の流れ星はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、
この夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。
月明かりを視界に入れないようにしながら、できるだけ空を広く眺めるようにしましょう。
ペルセウス座流星群は主に北半球で見ることが出来るので、海外でも楽しみにしている方が多いのです。
夜空を見上げて、願いを込めてみて下さいね…⭐︎
credit:国立天文台
秋の星座ペルセウス座のお話
ペルセウス座のモデルになっているのは、ギリシャ神話の英雄・ペルセウスです。
ペルセウスの母であるダナエに恋心を抱いていた島の王ポリュデクテスはペルセウスの存在が邪魔だった為
ゴルゴ ン三姉妹の一人、怪物・メドューサの退治を命じました。
メドューサは、髪の毛が蛇で、その顔を見た者はたちまち石になってしまうという恐ろしい怪物です。
さすがのペルセウスもそんな怪物に素手では挑めません。
そんな息子の困った様子をみたゼウスは女神アテナと伝令の神ヘルメスに、
ペルセウスの手助けをして欲しいと頼み込みました。
他の神々達の協力を得て、見事にメドューサを退治する事が出来ました。
その首を持って帰る帰り道にエチオピ アの王女アンドロメダを救出したりと冒険は続きます。
その功績を認められ天上に昇って星座となることになりました。
また、ペルセウスに退治されたメドューサから流れ出た血から、
天馬ペガサス(ぺガスス座)が誕生したと伝えられています。
是非、今夜の流星群をきっかけに星座、宇宙に少しでも興味を持って頂けますように・・・